- 2018年8月28日
カラダから考える音楽 姿勢
ピアノの指導でかなりこだわるのが椅子の高さ。 ご質問も多くいただいています。 椅子の高さにこだわるのは、良いパフォーマンスをする為に効率の良い姿勢を保ちたいという考えからですが、それが腕の高さのためなのか、首のためなのか、腰なのかと様々な考え方が存在します。 個人的には、上半身をフリーにするために骨盤を自在に使える高さを求めたいところですが、骨盤を意識したとしても、それをフリーという実感に結びつけることが大切かもしれません。 そもそも力が抜けると本当にフリーになるのでしょうか? また、立って演奏する楽器や声楽家の方々も、本当に姿勢は大切にされています。 二本足で立つ姿勢を手に入れた人類には、常に重力との戦いが強いられているようです。その複雑な思考と姿勢の中から、単にラクな姿勢を探すのではなく、良いパフォーマンスにつながる姿勢について深めたいと思っています。 ワークショップは9/11,12です! #フェルデンクライス #ピアニストの姿勢 #音楽家の体 #演奏の脱力
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- 2018年8月20日
カラダから考える音楽 呼吸
来月のワークショップは、特にピアニスト限定ではなく、全ての音楽家を対象にしています。 音楽家に共通する項目を4つに絞り、それぞれ深めていきたいと思っています。 まずは呼吸。 数年前に声楽家と管楽器の方を対象に呼吸のワークショップを行ったことがありました。深い呼吸についての悩みが冒頭聞かれましたが、ワークショップの最後には、伸びやかな深い音色がたっぷり響き渡っていたのが印象に残っています。 深い呼吸ができると、深い音色が表現できるのです。 当たり前のようですが、結構奥が深い課題だと思います。 単に肺活量を増やすのとは違い、全身を使える呼吸は大きな変化を生み出します。 深い呼吸ができると、指も軽くはやく動きます! 音楽の解釈自体も変化するかも! というように、管楽器や声楽だけではなく、ピアノや弦楽器でも豊かな呼吸が可能性を大きくしてくれるのだと思っています。 フェルデンクライスでは、全身を使うように呼吸をするというアプローチというよりは、呼吸のために実はカラダ全部が使われている感覚をもう一度自分の中に見つける、という感じ。ややこしいですが、やってみる
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- 2018年8月7日
カラダから考える音楽 ワークショップ
カラダから考える音楽というタイトルでワークショップを開催します。 今回はピアニスト限定ではなく、全ての音楽家が対象です。 器楽や声楽と隔てず、音楽家として生きる上で共通する動きや思考があります。 それを4つのキーワードとして選んでみました。 1/呼吸 肺や横隔膜、或いは気道の働きというイメージがあるため、声楽や木管/金管など息を使う演奏において焦点が当てられますが、ピアノや弦楽器を含めあらゆる演奏に深く関わっています。 「深く呼吸をする」というのは、フレーズや音楽的解釈に対する感覚だけではなく、それ自体が体の柔軟な動きを生み出す動力になります。 呼吸をするということを全身の運動として感じるとどうなるのでしょうか。 頭から足の先まで呼吸をめぐらせてみましょう。 2/姿勢 座っても立っても音楽家には切り離すことができないキーワード。 良い姿勢が良い音色を出すことにつながるからですが、では良い姿勢は自分自身の中でどのように見つけることができるでしょうか? 良い姿勢を真似ても、それが本人にとって最適であるのか判断するのは意外と難しいことです。自分の感覚の
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