指くぐりの可能性
スケールやアルペジオなどの基本的な動きへのフェルデンクライス的アプローチは
楽しく実践をしながらすすんでおります。
2.3.4の指の動きについては、骨格のもつ動きを意識しながら、いかに肘や肩、さらに骨盤まで動きの伝達を感じられるかということに時間を費やしますが、やはりやっかいなのは指くぐりですね!
結構、アルペジオで親指が届かない場合は「飛ぶ」ことが仕方のない解決策として存在しているようです。
これはフェルデンクライス的には残念な解決方法です。
親指をくぐらせる方法を何通りくらい思いつくでしょうか?
「親指の関節を素早く柔軟に動かす」とか、「親指の真の付け根(なかなか本当の場所が分かりにくいようです)から動かす」とか、「親指を鍵盤に這うように素早くスライドさせる」とか、といったご意見を聞くこともあります。
しかし、大切なのは親指ではなくて、親指を動かすためにどこを使えるか?という意識です。
指達(複数系)や肩の動かす方向で親指は本当に自由に動けるようになります。
実際に普段の生活では親指に力みがあるようなこと、あ
ジストニアの方へのレッスン
最近ジストニアを発症されてしまった方々が多くレッスンにお越しになっています。 ジストニアについては、研究機関やその他多くのサイトで説明のとおり、症状は人それぞれです。 レッスンは症状を見ながらとなりますが、基本的には指先の感覚を上げることを優先としています。
感覚が働くと、途端に音色が変化するのでご本人も驚かれます。
ジストニアの方の手の使い方にある種の傾向があるように感じていますが
これについては後日まとめたいとおもいます。 同じピアニストとして、ジストニアなど手の障害に悩む方のお気持ちを考えると
心が締め付けられます。
少しでもお役に立てれば、と思います。私も研究を続けます。
スケールを弾こう
スケールのワークショップを行っています。 スケールはピアノ奏法の基本ですが、実に奥が深いものです。
ついピアノと接触している指先に集中してしまいますが、腕や体のコラボレーションも不可欠です。 指を動かすことも、個々の習慣によって人それぞれです。習慣から抜け出して効率の良い動きを探すことから始めます。
その後手首や肘、肩などの動きと指の動きをどのようにつなげるのか、アプローチしていきます。
基礎編では感じることと動きを統合することがメインで、応用編では背骨や胸郭などとのつながりも重視します。 楽で、はやーいスケールに挑戦です。
ワークショップのメリットは他の方の観察が出来ることですね。
見ながら&弾きながら体験して頂いています。 フェルデンクライス的に大切なのは、早く弾こうとすることではなくて、どう動いているのか感じることです。
かなり早くなりますよ! 次回は9月の開催です。