カラダから考える音楽のワークショップ終わりました
4月18日と19日は「カラダから考える音楽」というタイトルのワークショップを行いました。
2018年9月にも行ったので、その第2弾。フェルデンクライスジャパン代表のかさみ康子さんとの協同開催です。
結論から言うと、素晴らしい結末をむかえることができました!
本当に感激。
骨盤の機能を学び、骨盤から全身につなげる動きを学び、
目の動きを探求し、その目の動きと骨盤につなげた先に
こんなに美しい演奏が待っていたとは!
といった感じです。
初日は骨盤と股関節・胸郭のつながりの大切さにポイントを絞り、ご自身の中に普段の動きとは違った使い方を探す1日となりました。
17名の参加者全員がピアノを専門としている方でしたので、ピアノを弾く時の独特の考え方にも言及させていただきながら進めました。
2日目は、最初にシンプルな曲を演奏しながら目の動きをそれぞれ観察しました。
本当に皆さん、それぞれに独特の動きを持っています。
その後目の探求。
我々ピアニストは、とても複雑な目の使い方をします。
楽譜を読むための目の動き
鍵盤での動きを把握する動き
一定の距離感の中で極めて複雑な動きをしていますね。
物を見ると言うのは、知識を得ているだけでなく、筋肉の機能としてカラダ全身の動きや呼吸に直結していることを感じていただきました。
そして、中心視野と周辺視野の目の使い方(結構だいじ!)を探求したのち、最初のピアノ演奏に戻っていただきました。
その響きがなんと美しかったことか!
音楽家のワークショップの利点は、音色に変化がはっきり出ることです。
つくづく、ピアノを学ぶことは指先の技術を訓練することだけではないことを実感!
そう、本当に、カラダから考える音楽ということですね。
わずかな時間ではありましたが、演奏するということの複雑さと、自分の中の動きを探すことの奥深さをATMやFを体験していただきながら、そこに考えを向けていただく価値に触れていただけたと感じています。
今回の体の動きのポイントを明確にするため、数名がかさみ康子さんのFIレッスンを10-15分ずつ受けていただきましたが、3年以上続いている腰痛が消えるなど、その効果の高さにも驚きの声が沢山の聞かれました。
かさみさん、すばらしい!
本当に奥が深いなあ。
この効果の大きさを考えても、やはり多くの方に体験していただきたいなというのが、今の気持ちです。
ワークショップを通じて、私自身も沢山の学びをいただきました。
ご参加くださった皆様に、心より感謝申し上げます。
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