- 2018年10月15日
プラクティショナーになろう
フェルデンクライスをやってからよく思うのは、ピアノの演奏がいかに運動であるかということ。 追求するものは芸術なんですけど〜。 大きな音を出すためにも、本当にいろいろな体の使い方を私たちはしていて、出せる人と出せない人がいる。それは単に骨格の違いだけではなく、体の使い方の違いなんですよね。 足から頭まで、全身を利用して指先へ力を伝えて行く。 若い頃は指や腕、せめて肩くらいまでしかピアノ奏法に関連を考えていなかった私が フェルデンクライスを学んで得られた実感です。 そして運動といってもスポーツ界と違うのは、ずっと現役でいられるということですね。 知識として学んだことを教えるのではなく、自分の体験で得たものを伝えられる。 最近呟いている腕の使い方。目の話。手首のことなどもそう。 日々の練習や本番での演奏から裏付けられる体の使い方や発見は、通説と違うことが多々ありますが、今でもピアノを弾き続けてているからこそ見つけられている事実だと感じています。 みなさんプラクティショナーになりませんか? 4年ほどかかりますが、そこでの学びはとても豊かで実践的です。 学
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- 2018年10月4日
手首を落とす・回すを考える
ピアノ導入書で時々目にする 「手首を落とす、手首を回す」 これをどのように指導したら良いですか?と先日ご質問いただきました。 ピアノの世界では「脱力」という一種のマジックワードがあって、「脱力が出来てないのが全ての原因では?」と多くの人を悩ませています。 脱力することは確かに大切なことだとこのブログでも時々呟かせていただいておりますが、「演奏に相応しい良い脱力」になるためには、いったい体のどの部分の力をどの程度抜くのか。胴体(肩とか脇とか胸とか…)や首に力が入っている状態で手首だけ力が抜けていても上手に弾けるような気がしませんよね。 これについてはまた後日ゆるりと呟かせていただこうと思いますが、 「手首を落とす」「回す」についても、この脱力と大きく関連しているのですよね。 個人的には、手首の動きを指示することにちょっと戸惑いがあります。 動きの前に「良い音を出す」という意識が大切なのではないかと思っているのです。 5本の指はそれぞれ使い方が違うのですが、特に1や5の指で綺麗な響きを作るのって難しいですね。でもピアノという巨大でかつ繊細な楽器を鳴ら
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