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ジストニアに悩むピアニストのために


9/16と17の二日間、フェルデンクライスジャパンとの共同開催でワークショップを行いました。今回は事前にお知らせした通り、ジストニアに悩むピアニストのために特別プログラムとしました。

ご参加下さったのは6名。ジストニアの症状も様々で、原因が一つではないことを裏付けています。同じピアノを弾く立場として、ジストニアの方の心情を考えると胸が苦しくなる思いです。

初日のテーマは肩甲骨と指の関係について。二日目は胸郭と背骨を加えて関連付けを探索しました。

症状の出るスケール・アルペジオと、比較的演奏しやすいものを比べながら症状の特性を検討し、その後集中したATMとFIで、感覚が繊細になった状態でピアノを弾いていただきながら、肩や肩甲骨と指先との関連を探索していただきました。

普段からもジストニアの方へピアノレッスンは行なっていますが、FIとピアノを組み合わせた集中レッスンには高い効果が期待できると感じていました。今回のワークショップで予想通り大きな変化を感じられ、その有効性を再認識したひと時となりました。

ジストニアを治すために、ピアノを弾く。

治療として再度ピアノに向かうことに抵抗がある方もいるようですが、脳にもう一度違う方法を学習させるというプロセスが本当に近道だと思っています。

どのように症状が変化したのか、など具体的な詳細については後日このサイト上でまとめて発表させていただく予定です。

写真は骨格標本のコンラッド君。動きを理解していただくため登場です!

(普段のお住まいはFeldenkrais Japanのオフィスです)


活躍した骨格標本コンラッド君


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