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筋肉を使うのか? 関節を使うのか?


​【筋肉を使うのか? 関節を使うのか?】 ピアノ演奏は、全身をいかにうまく使えるかということである!…ときっと多くの方が同意してくださると思っておりますが、 さて、その場合筋肉を使う意識が強いのか、または関節をコントロールする意識なのでしょうか? 指導する立場からすると、つい関節の機能に目がいくものです。 「第一関節のペコペコをどうにかしたい」 とか 「手首を柔らかくしたい」 などといった表現が多いですよね。 ところが、演奏するとなると途端に、音楽はいきなり「運動」から「芸術」に進化してしまうのです。 「メロディーに哀しみを込める」とか 「和音1つ1つに絶望感を」(私って暗い音楽好き?)などなど。 この感情を表そうと演奏に気持ちを込めるとき、どうやら筋肉を使う感覚が優位に立ってくる気がします。 肩に力を入れたり、指先をぎゅーっと固くしたり…そうすると気持ちを込めたように感じる。 別に言い方をすると、感情を込めると、機能的に学習したものが薄れてしまう! これまでと違った新しい奏法を模索する時、この感情と体の使い方の関係にアプローチが必要だと思っています。 感情の入れ方にある癖。 感情を入れた時の体の緊張を、別の方法に置き換える…こんな事もフェルデンクライスでは大切にレッスンしています。


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