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松本裕子 | Yuko Matsumoto

ピアニスト / Feldenkrais Practitioner

ピアニストとして演奏活動を続ける一方、
フェルデンクライスメソッドを学び、
身体の感覚とピアノ演奏との関係を探究してきました。

 

現在は演奏活動とともに、ピアニストを対象とした個人レッスンやワークショップを行っています。

ピアニストとして

桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業後、米国インディアナ大学音楽学部大学院に5年間留学。修士課程およびパフォーマーズ・ディプロマコースを修了し、アソシエイト・インストラクターとして後進の指導にもあたりました。

 

帰国後、ロシアの音楽教育に関心を持ち、モスクワ音楽院付属中央音楽学校にて音楽教育研修コースを修了しました。

 

米国留学中よりソリスト、室内楽ピアニストとして演奏活動を始め、帰国後はリサイタルやオーケストラとの共演に加え、デュオからクインテットまで幅広い室内楽に取り組んできました。

 

現在もソリスト、室内楽ピアニストとして演奏活動を続け、さまざまな演奏家との共演を重ねています。その一方で、長年の演奏経験を生かし、ピアノや室内楽の指導、コンクール審査、セミナーやマスタークラスなどにも携わっています。

フェルデンクライスとの出会い

学生の頃から、手の故障や奏法についての悩みは尽きることがありませんでした。
不調を感じるたびに手や腕の治療を受け、一時的に改善しても、また同じことを繰り返す。そんな時期が長く続きました。

 

「痛みを取り除くだけではなく、自分の身体の使い方そのものを見直す必要があるのではないか」

 

そう考えるようになった頃、ウィーンで活躍するピアニストから強く勧められ、フェルデンクライスメソッドを体験しました。

 

そこで驚いたのは、身体が楽になったことだけではありませんでした。
身体の感覚が変わることで、鍵盤への触れ方や音の響きまで変わっていく。演奏そのものにも大きな変化が現れたことが、私にとって何より新鮮な体験でした。

 

それをきっかけに本格的に学び始め、2011年にフェルデンクライス・プラクティショナーの資格を取得しました。

 

以来、フェルデンクライスで得た身体への視点を、自分自身の演奏に取り入れながら、その可能性を探ってきました。練習や本番という実際の演奏の場で確かめながら、身体の感覚とピアノの奏法を結びつけていく——それが、現在のレッスンの原点になっています。

フェルデンクライス・プラクティショナーとして

2011年にフェルデンクライス・プラクティショナーの資格を取得。
以来、ピアニストやピアノ指導者を対象に、個人レッスンやワークショップを行っています。

 

私がピアノへの応用で大切にしているのは、身体をただ自由に探究するだけではなく、ピアノという楽器と奏法についての知識をもった上で探究することです。

 

ピアノは、演奏者の身体から離れたところに広がる、大きな楽器です。身体に密着させて演奏する多くの楽器とは異なり、演奏者は一定の位置に座りながら、横に長く直線状に並んだ鍵盤に対して身体を使わなければなりません。

 

けれども人間の身体は、直線的にできているわけではありません。いくつもの関節がそれぞれ異なる方向に動き、それらが連動することで手や指を鍵盤へ運んでいます。
そのため、ピアノを弾く身体を考えるには、身体の構造と動き、そしてピアノという楽器の特性の両方を理解することが必要だと考えています。

 

その知識を土台にして、フェルデンクライスメソッドの探究を行います。

 

一つは、普段とは違う動きを実際に経験することで、これまでになかった動きや感覚を見つけていく探究。
もう一つは、身体や奏法についての知識をもとに、神経系の性質やフェルデンクライスの考え方を利用しながら、意図的に条件を変え、新しい動きの可能性を探していく探究です。

 

後者はとても細かな領域です。指の関節、力の方向、身体とのつながり、鍵盤への触れ方、そして実際に生まれる音までを見ながら、どこから探究を始めるのかを考えていきます。

 

こうしたピアノに特化した身体の使い方と探究の方法を、感覚だけで終わらせず、言葉にして伝えられるものにしていくことにも、現在取り組んでいます。

関連サイト

ピアニストとしての演奏活動やレッスンついて

室内楽の活動・アカデミーについて

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