左手のスケール
数年前より「フェルデンクライスメソッドを活用したピアノ奏法」というワークショップや講座で色々やらせていただいております〜。
フェルデンクライスの醍醐味というのは、ピアノを使わずにピアノのスキルを上げるということ。簡単にいってしまえば、動きにくさを解消すれば指は動くようになる…というところでしょうか。
その観点も踏まえて、ツェルニー30番エチュードをベースに講座を行っています。

先日は左手のスケールのスキルアップを目的とした講座をさせて頂きました。
講座ではATMというフェルデンクライスメソッドの独創的なアプローチを主軸の1つとしています。
ATMレッスンとは、「レッスン」という名称がありますが、ピアノを使用するわけではありません。
床に横たわった状態で、いろいろな動きして頂きながら、身体のコネクションを探索するというものです。
さて、左手のスケール。
誰が弾いても何となくスムーズにいかないものです。
ATMの前に全員撮影し、そしてATM直後にも撮影して比較しました。
あまりに違いがはっきりと現れたので動画をアップします。
(ご本人に掲載許可をいただいています)
腕の動きや響きの違いに加えて、身体の支え方にも大きな変化が感じられますね!
これからもATMとピアノレッスンの組み合わせを取り入れて
フェルデンクライスの利用価値を多くの方にご紹介できればと思います。